いまでもハッキリ覚えてます。
小学一年生のとき、通学の途中に、図書館の敷地を横切ってました。
その駐車場に、街灯があったのですが、その下に、毎朝必ず、10センチくらいの、大きな蛾がいました。
わたしはそれの羽根の両端をつまんで、左右にひっぱって殺してました。なんと恐ろしいガキでしょう。
ある晩、これは夢なんでしょうが、自分が掛けているタオルケットも、枕も、壁も天井も、蛾でビッシリになってて、ぎゃ〜ってなって、わんわん泣きました。
それからです。
あれほど平気で、指でつまんでむごいことしていた蛾が、怖くてたまりません。小さいやつもこわいです。
カブトムシとりにいっても、カブトムシと蛾が一緒にいたら、カブトムシとれません。
蛾のたたりか、と思ってます。