これは、私が中学二年生に体験した
怖い話です。

 

その頃、6月下旬だったか中間テストがありました。私はあまり勉強が得意ではなかったので朝早く学校に行き勉強をしていました。
私の通っている学校は古い校舎なので戸締りはあまりありませんでした。
なのでどんな時間でも学校に入ることができたのです。

 
私は静かに勉強することが好きだったのでだいたい、6時くらいから勉強を始めていました。なので先生達はまだ来ていませんし他に勉強する人は私以外誰一人いませんでした。

 ある時、いつもどうり勉強していると、廊下の方から足音が聞こえました。
私は、初めは先生が来たのかな?などと思って気にもしていませんでした。

ですが、足音がだんだんと大きくなりこちらの教室に近づいてくるのです。しかも足音が非常に大きいので私はちょびっと確認しようとしてドアを開けようとしたのですが何か、嫌な予感がしたので下にある小さい窓からそっと、覗いてみることにしました。

 すると、赤いスカートで赤いハイヒールを履いた女の人が徘徊していました。小さい窓だったのであんまり見えなくて下半身しか見えなかったのでもうちょっと顔を出してその人を確認しようとしました。
そしたら、「あっ、、、。」
と、声を出してしまったのです。

その人は下半身から上がなかったのです。
私は驚きのあまり声が出てしまいその人に聞こえてしまったのかこちらを向いて走って来ます。

怖くなった私は、逃げ場もないので(当時私は2年だったので三階でした。)教室の隅でうずくまっていました。
足音が聞こえなくなって、何分経ったでしょうか。
私は安心して、立ち上がるとその女の人は教室の外のドアに張り付いていました。

 私は気づいたら保健室にいました。どうやら、気絶していた様です。
私は霊感がないし、こんな体験は初めてなのでうまく伝わったかどうか分かりませんが、これが私が中学二年生に体験した怖い話です。



 

通常版で読む