初めて投稿します。
実体験ですので、怖くないかもしれませんがご容赦ください。
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私が小学校高学年の夏休み、友達(A)と2人で、私の祖父母の家にお泊まりに行った時の話です。
この頃の私たちの遊びといえば、田舎ということもあり、川で魚をとるか、山で昆虫採集をするかがメインでした。
祖父母の家に着くなり、
A「魚いっぱいとろうぜ!」
私「この小川、鰻もおるらしいよ!」
A「まじか!はよいこっ!」
私「おう、はよ着替えていこうぜ」
と盛り上がっていたのですが、
そのとき祖母が
「今はちょうどお盆やけん、川にいったらいけんよ」
と盛り上がっている私たちに言いました。
私たちの地域では、お盆になると、川どころか、海に入るのもダメなことだとされています。
それは亡くなった人の魂は、お盆になると、川・海などの「水に還る」と、昔から信じられているからです。
しかし当時の私たちは、遊びたい盛りでもあり、そんなのは大人が作った作り話か、単なる迷信くらいにしか思っていませんでした。
そんな祖母の忠告もあり、
私・A「わかっとるよー」
と生返事をし、離れに移動しました。
A「お前のばあちゃん、ああ言いよったけど、どうするー?」
私「昼間いったら絶対バレるよな」
A「え、じゃあ、、、夜?」
私「うん、夜しかなくない?」
A「でも夜やと暗くて見えんよね」
私「そうやねー、懐中電灯は、ばあちゃんらあしか場所分からんし、聞いたら怪しまれるよなー」
私「あ、松明!松明つくろ」
A「それいーやん、昼間のうちに準備しとこーや」
ということで、2人で準備をはじめました。
適当な薪を倉庫からこっそり調達し、新聞も拝借し、ライターは離れにあったものを使おうということになりました。
当時の私たちの松明の知識といえば、このくらいしかなく、松ヤニが必要だとか、そういったことは完全無視の簡単な準備でした。
そして、夜になりました。
深夜0時をまわった頃、母屋の電気も消えて時間もたったので、2人で祖父母が寝たかどうかを確認にいきました。
母屋に入ると寝息も聞こえていたので、
A「やった、川いこっ!」
私「おう!」
意気揚々と松明の準備をはじめました。
今思うと、夜遊びと火遊びって、完全に悪い子ですね。笑
私が松明とバケツを、Aは水中眼鏡、モリ、鰻バサミを持ち、音をできるだけ立