これは俺が学生時代、大阪に住んでた頃の話

俺が住んでた場所はかなりディープな所だった
場所は電気街の近く

正直言ってここは日本か…?と疑うような出来事が多々あった

中でもやばかったのは、俺が働いていたコンビニに強盗が入った事かな
しかも俺が退勤したほんの1時間後に…

場所もすごいが住んでたマンションもなかなかやばかった

物理的なものだと、扉開けたら下に捨ててあった椅子?かなんかが目の前にボンと置いてあったり、自転車5台くらい盗まれたり、夜中に何者かが部屋をノックしてきたり(マンションは一応オートロックで俺の部屋は最上階なのだが)

オカルト的なのは、遊びに来た友人がことごとく何か得体の知れないものに腕等を掴まれるとか、俺は毎日のように金縛りに遭ったりとかかな

そんなある日のこと

俺がバイトに行ってる間、友人数人が近くの公園で花火をしてて、そのうちの2人(以下AとB)が泊まりに来る事になった

先に言っておくと、俺も友人も大阪の人間ではないので関西弁ではないです

バイトが終わり、友人と合流し部屋に向かう

合流した瞬間なぜだか突然ゾワっとした

季節は夏。合流する前までは蒸し暑くて仕方なかったのに

俺は気のせいだろうと思い直し部屋へ向かった

そこからしばらく酒を飲みながらDVD見てダラダラしていたんだが、不意にAが思い出したように

A「おい、そういえばあれは?」

と言い出した

B「あ、そうそう!公園でおもしろそーなもん拾ったんだよ!」

Bはそう言いながら、鞄から謎の巾着袋を取り出した

どうやら帰り際に拾ってきたようだ

一見なんの変哲も無い、手のひらより少し大きめの、薄いピンク色の袋だ

俺はそれを見るなり、やばい…中を見てはいけない…本能的にそう思った

A「早くあけてみようぜ!」

俺「あっ…」

Aはなんの躊躇もなく、袋を開封しひっくり返した。

中には大量の手紙と茶色い包みが入っていた

A「やべっこれラブレターじゃん」

手紙にはかわいらしい文字で好きな人への想いが綴られていた
内容までは読みたくなかったから読んでないけど…

で、よく見たら手紙の端っこに茶色いシミが付いてた


なんのシミだろう…



少し考えて気付いた



これは多分…血だ。


だとするとあの茶色い包みの色も、血?


俺は恐ろしくなり、友人達に早く元の場所に戻すよう促した

しかし友人達は酒も入っ

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