私はリカちゃんの髪を磨ごうとした。

リカちゃん用のブラシが無かったから家用のブラシを無理やり使っていた。

……やっぱりリカちゃん用ではないため少し大きい。

しばらくリカちゃんなんて触っていなかったから髪がボサボサでよく髪がひっかかる。

「ボキッ!」

……あれ。今「ボキッ」って言った?

心配になってリカちゃん人形の顔をみるとなんと!リカちゃん人形の顔がと、取れてる…!

私の心の中で「え?なんで取れたの⁉︎」

私はリカちゃん人形の取れた顔を見て怖くなりすぐに親にバレないところに置いた。


数年後片付けをしていると…あった。
リカちゃん人形の取れた顔と胴体が…ある…その日顔と胴体が別れたリカちゃん人形を捨てた…

その日私はこう思った。

「リカちゃん…あの時はごめんね。強く引っ張って…」

リカちゃん人形の顔と胴体が別れた理由がなんとなくわかった。

私はおそらく「早く遊びたい」の一心で強く引っ張っていたのだろう。

リカちゃん人形を捨てた日以来
不幸ばかり続いている…
今でもね。

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