小学校の頃の話。
これも実話です。
ちなみに、日本にいる時のはなしです。
小学校5年生くらいの時、キューピッド様が流行っていた時の話。
クラスの一部の子達がやっているのをみて、私達も真似してやりだした。
まぁ、コックリさんみたいなやつだと思う。
鉛筆、シャーペン、ボールペン、何でも良いから書くものを友達と一緒に2人で片手ずつで持って、
『キューピッド様キューピッド様、いらっしゃいましたらイエス(YES)の方へお越しください』
と唱えて、来たら勝手に手が動いてくれるみたいなものです。
正直凄く信じてた訳ではなかったし、でもだからと言って手を自分で動かして
『動いたー!』
ていうのはやってないですw
信じてなくても幽霊っていうアイディアが面白かったし、流行ってたから友達と一緒にキューピッド様で遊んでた。
でね、全く信じてはいなかったのだけれど、次の席替えはどうなるのか気になってキューピッド様に聞いてみた。
そしたらここの席は誰々で、あそこの席は誰々って細かく教えてくれた。
私たちは教えてくれた通りに次の席替えの席と名前を用紙に書いていった。
席替えはくじ引きでとじゃんけんで決まる。
『じゃんけんで何を出せば好きな子の隣に座れますか?』
こんな質問もしてみた。
『 ぐ ー 』
一文字づつ握っているシャーペンが勝手に動いた。
席替え当日、私はキューピッド様に言われた通りにくじ引きは全てグーを出した。
・・・結果、見事好きな人と隣同士。
それだけじゃない。
この席替えの結果、全てキューピッド様が教えてくれた通りだった。
この時本当に思ったんだよね。
・・キューピッド様って、本当だったんだ・・。
それから大体1週間くらいした時だったと思う。
お父さんに、席替えの話とキューピッド様の話をしてみたの。
そしたら真剣な顔をされて、
『それはコックリさんじゃないのか?コックリさんは絶対にやってはいけない。
父ちゃんが学生の時に友達とふざけてやってたけど、一緒にやってた友達がバカになっちゃったんだよ。
絶対にやるな。』
コックリさん・・?
当時コックリさんを知らなかった私。
『でも私たちがやったのはキューピッド様だよ?大丈夫だよね?』
『そういうもは遊びでやるもんじゃない。もうやめなさい。』
『・・はい。』
もうやるなと