Rちゃんのお話
Rちゃんが入院してた
その隣の部屋からよく聞こえる
うめき声
「キャァァァァ」とか「うわぁぁぁ」とか「アーーー」とか聞こえる
でも確認するとそこには誰もいない
夜の2時になるとよく聞こえる
Rちゃんはそのせいで寝不足だった
Rちゃんは確認することにした
「コンコンはいりま~す」
Rちゃんはその部屋に入った
初めて見た光景だった
ベットと机が逆向きで
椅子とテレビが誰かが荒らしたようにぐちゃぐちゃだった
Rちゃんが入ったのは1時59分
時計が鳴り始めた「ボーンボーン」
2時になると鳴り出す
ようやく2時になった
すると
カーテンの隙間がユラユラうごいてる
そのとき
「うわぁぁぁ」「きゃぁぁぁぁ」
って聞こえた
Rちゃんは怖かったでもユラユラするカーテンになにかがいるのをみたかった
(シャッ)
何もいなかった
次は
「アーーー」
って聞こえた
Rちゃんはスマホを持っていた
電気はつかないようだ
なのでスマホの光で照らしてその声のする方へ
ズズズズズズズズズズズズズズズ
何かが引きずる音がした
Rちゃんは逃げた
何が何だかわからなかった
朝起きて
その部屋に行った
夜と違い 部屋が綺麗だった
Rちゃんは入った
カーテンになにか黒いものがへばりついていた
「血だ!」
昨日なんて血がついてはいなかった
誰かが入ったのだろう
Rちゃんは出ようとした
そのとき
足が動かない
助けての声も出なかった
何かに掴まれた
白い腕と白い顔の人
さっき聞いた
うめき声で白い顔の人がなんか言った
「きゃぁぁぁぁ」「アーーー」
怖かった。