私が小学3年生の時の話です。


私は当時、私を含めた5人で毎日一緒に
帰っていました。

女子2人、男子3人

仲がとてもよく、残って勉強をしている
時があれば皆一緒に残ったりしていました。

その奇妙な出来事があったのは
珍しく四人で帰ったときでした。

女の子カナちゃん(仮)が病院へ
行くために先に帰ってしまいました。
私と残りの男子は男子の1人が宿題を
やってこなかったせいで居残りをしているのを待っていました。

友1「今何時?」

友2「五時半だけど…。」

友1「マジで!早く帰りてーよー」

友3「あとちょっと待って!もう少しで終わるから」

友1「お前そのセリフ何度目だよ!」

友3「ゴメンって!あと少しだから!」

先生「もう少しくらい待ってあげなさい
外も暗いし、部活動やってる上級生も
もう帰ってる時間だから一緒に帰りなさい。
先生は職員室に戻るから友3君は終わったら先生の机に提出してね。」

友3「はーい」
友1「へーい」

この時は部活の終了時間が5時。
最終下校時刻が5時半でした。
外も薄暗くなっており、学校が静まりかえっていました。

陸上部の声も

合唱部の歌声も

吹奏楽部の楽器の音も

全然しませんでした。


友1「俺先帰る!」

友2「待ってよ友1!」

私「わ、私も帰る!」

友3「待ってよー!」

友1が痺れを切らして、先生が職員室に戻った後、ランドセルを背負って廊下を駆け出していきました。




友3を残して…。





友1「アイツに悪かったかな?」

友2「プリント提出だけだからすぐに来るよ!」

私「大丈夫だって!」


私達は廊下と階段を走りながら
そんな話をしていました。




その時




【タッタタッ】




後ろから走って来る音がきこえました。
私は友3だろうと思い後ろを振り返ると





友3ではない…。黒い影か走っていたのです。



私が走ってる間も話していた
男子2人が私の様子に気がっいて振り返ると私と同じモノが見えたのでしょう
2人共ビックリして前を向いて走り出しました。


友1「なんだよアレ!」

友2「わかんない早く昇降口に行こう!」

この会話をしている時一階の廊下を
走っていたのですが
いつもよりとてつもなく長く感じました。
30~40㍍の廊下でしたが確かにいつもより長く感じたんです。


昇降口に辿りつくと急いで上履きを靴

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