久しぶりになってすみません。
とりあずスペックを
俺・・・山の麓の地区出身
B・・・俺とおなじ地区出身。アカセツ村のことを教えてくれた。前話でもゆったように目が笑っていた。
C・・・同じ地区出身。
S・・・隣の地区出身。運動神経は県レベル。
これはやばい。逃げなきゃ殺される。
この村はおかしい。でも体が動かない。
S「おいお前ら!何してんだ逃げるぞ!」
その声で俺らはやっと体を動かすことができた。
逃げようと後ろを振り返るとやつがいた。
俺の家の5件隣の家のババアだ。
そのババアが、野菜をいっぱいのせたカゴを手に持って立っている。
しかもこんなところに。
このババアを見てから、全てを悟るまでは5秒もかからなかった。
このババアは、村から避けられていた。村八分みたいな感じだった。
しかもこのババア田舎なのに軽トラや車1台も持っていなかった。
そして、何故かときどき野菜を持って山に入っていっていた。
C 「おいババア!お前ここの住人だったのか!?」
ババアは、何も答えない。
S 「おいCに俺!どいうことだよ!説明しろよ!」
そりゃそうだ。隣と地区のSがわかるはずがない。
俺「このババアは俺らの地区に住んでいる。だが、このアカセツ村の出身だったんだよ!そして、食べるものが少ないこの村に野菜を持ってきて与えてたって訳だよ!」
ババアはニヤッとしたが、何も言わずに村の中へ歩いて行った。
そんなことより逃げようと思っていたそんなとき。Bが大きな声で笑った。
Bはもうおかしかった。目が合わない。
そして唾液を垂れ流している。
俺「おい...B?だいじょうぶか...?」
Bはまだ笑っている。そして俺らを見据えたまま姿勢を低くした。俺らを襲う気だ。
目が狂気そのものだった。
S「おいB...やめろよ...落ち着けよ.」
Bは聞く耳を持たない。
S「くそっ!」
そう言い、Sはすごい勢いでBに近づきBの右膝を思いっきり内側に蹴った。
運動神経抜群のSに蹴られたBの膝は内側に折れていた。
これは、俺らの間でブームだったプリズンブレイクのFBIの刑事が言った言葉を真似したのだろう。
Bはうずくまっていた。しかし、その目は俺らになにか伝えたそうだった。
気づけば俺らも笑っていた。思えば、俺らは全員おかしかった。
鬼畜だった。
もう嫌だ。逃げよう。俺たちは逃げた。
Bは動けないからおいて行っ