私の母は、とても霊感があります。

この話は私が社会人になり、
1ヶ月が過ぎた頃急に母が話したことです。


怖い話ではなく、母に起きた不思議な体験です。

私の兄が生まれる前、母は最初の子供を妊娠していたそうです。

ですが、母の妊娠を妬んだ会社の同僚が、
まだ安定期にも入ってない母に、
重いものを持たせ次の日腹痛で病院に行くとお腹の赤ちゃんは流産してしまったそうです。

それから、父と母の間になかなか子供ができず、どうしても子供が欲しかった父と母は、病院に通ったそうです。

そして、その年の夏に父と母の甥の3人で
茨城の親戚のお家に遊びにいったそうです。

その夜、親戚の家には泊まらず、
ホテルに泊まったそうです。

ホテルのベッドで寝ていると、
急にベットの裾を引っ張られ
ママ ママ
と知らない男の子の声がしたそうです。

はぁい

と体を起こしふと、

あれ?私子供いないよな?

声のした方に視線を落とすと、
4歳くらいの顔の綺麗な男の子が、
母に微笑んでいたそうです。

母と目が合うと男の子はドアの方にすーっと消えてっいったそうです。

次の日自宅に帰ると祖母に、

あんた妊娠した?

母の顔を見ていったそうです。

そして父と病院に行くと、なんと3ヶ月と
言われ、本当に妊娠していたのです!

そして母はふと、あの晩の出来事を、思い出しだそうです。

あの時の男の子、肌の色は綺麗な白で
目のあたりが父にそっくりな可愛い
男の子だったそうです。

そしてその時男の子を見て以来、
その男の子は、何度も母の前に現れたそうです。


その一つをお話しします。


私は小学校3年生になったあたりから、
体がずっと不調でした。

少し動いただけで息が切れたり、
体が浮いているような感覚に、
胸の動機がとても酷く疲れやすかったんです。

でも夏の健康診断で心臓に異常が見つかり、私は山形の大きな病院に入院することになりました。

私は手術をしなければ治らないと言われ、
母が付き添いをしてくれました。

そして私の手術日の前日の夜、
私は点滴で眠くなり先に寝ました。

母は洗面所で顔を洗い寝ようと病室に戻るとドアの方から、小さな男の子が入ってきたそうです。

その子は母の顔をみてにっこり微笑んだそうです。

その時母は、思い出したそうです。

そう、茨城のホテルで見た男の子が今、
自分の前に立ち笑っている。

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