僕が小さい頃の話。僕は病弱で体が弱く学校を休む日が多く、家で一人でいることが多かった。そんな僕だから友達は少なかった。

そんな僕の唯一の友達は美希ちゃん(仮名)という女の子だった。美希ちゃんは生まれながらの茶髪がチャームポイントで毎日僕の家に来て遊んでくれる。

そんな日が続き僕は美希ちゃんに恋をしていった。毎日毎日僕は美希ちゃんが家に来るのを楽しみに待っていた。

そんなある日美希ちゃんは家に来なくなった。最初は体でも壊したのかな?と思い大して気にしなかったけれど一週間、二週間が経っても美希ちゃんは来なかった。

僕はまた一人の退屈な日々を送っていた。僕の一人の気持ちを知ってか知らずか父親が部屋に入って来て色んな話をしてくれた。

父親は僕が病弱な事を会社のお偉いさんに説明して、少し早く帰らせてもらっていた。僕は父親の話を楽しみになるようになった。

いつものように朝を迎え、学校に行けず窓から外を見ていると見覚えのある姿を見つけた。ー美希ちゃんだった。

僕は美希ちゃんに手を振った。美希ちゃんも僕に気づいたみたいで手を振ってくれた。その日家に美希ちゃんが来た。

美希ちゃんは体を壊して学校をしばらく休んでいたらしい。(やっぱりな)

また美希ちゃんと遊んでいると、お父さんが帰って来た。僕はお父さんに美希ちゃんを紹介した。

僕「美希ちゃんって言って僕のお友達なんだ。」
美希ちゃん「あの、初めまして。宜しくお願いします。」
父親「お友達なんだ、こちらこそ宜しくね。」

と、一通り自己紹介を終えて3人で色んな話をしたり、遊んだりした。いつの間にか外は暗くなり美希ちゃんは帰ると言った。

父親は「じゃあ家まで送るよ」
部屋から出て行く美希ちゃんは「また明日ね。」といい、お父さんの車で家に送っていった。

その次の日美希ちゃんは家に来なかった。
僕はお父さんに「美希ちゃんは今日来ないのかな・・・」というと

「お前、中々やるじゃないか」

と言われた。僕はその言葉の意味がわからなかった。

その日お父さんはかなりの上機嫌に鼻歌まじりに料理を作っていた。

「おーい、ご飯だぞー」

と言われリビングに行くとそこには大きいステーキがあった。

僕「どうしたの?こんな大きなステーキ」
父親「おお、それがな父ちゃん会社で偉い人に褒められたんだよ。近いうちに昇進するかもしれないってさ」

そのお肉は本当に柔らかくとても高そうに

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