何年か前の夏休みにそれはおこった。

遠く離れている従兄弟が久しぶりにこっちにきたときのことだ。

母は従兄弟の父と、飲みにでかけて帰ってくるのが遅かった。

そうなると、夜ふかしするのが子供である。
従兄弟と弟が襖の近くでふざけているところを、DSで連写して写真を撮っていた。

その時は襖の隙間に何もなかったはずだが、ある程度時間がたってから撮った写真を見ようということになった。

すると、襖の間に顔が写っているのだ。
最初そういう風に見えたんかなと思っていると、連写したその写真が顔が動いているのだ。

あまりにも怖くてその日はすぐには寝れなかった。

ある程度するとその写真は消えていた。

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