昔の話です。

私が小学校に上がる前、家族で行った大きなプールで溺れ心肺蘇生を受けて以来、色々なモノ?を見る様になった話です。

池袋や新宿など、繁華街によく母親が買い物に連れて行ってくれました。
その度に信号待ちで必ずといっていいほど血だらけや、何かの部分が欠けた人がよく立っていた事がありました。

私が不思議そうにその人を見ながら歩いていると、母親は毎度手を強く引き「あまりあの人を見ちゃいけない!」と注意されていました。

私が

「なんでたくさん血が出ているのに誰も大丈夫?って言ってあげないの?」

と質問すると、母親は

「あの人は他の人には見えないからお母さん以外の人には見えるって言っちゃダメだよ?」

と念を押されながら育ちました。

そのせいもあり中学を卒業するまで普通の人との区別がつかない時が多々あり、かなり頭が混乱する時が何度となくありました。

私の経験として、もしお子さんがそのような事を言われた時は、キチンと聞き認めてあげる事も必要と思います。

通常版で読む