これは、僕が小学生の時に体験した話です。当時僕は夏休みを利用して家族揃って叔母の家に居たのでした。

叔母の家は田舎になり、辺りには木々や田んぼが多かった。小学生の僕にとってそれは憧れであり、冒険意欲が働いていた。

毎日山に入っては冒険と言い夜遅くまで山の中を探索していた。その山は大して大きい山ではなく、二週間もすれば大体の道は覚えれる程度だった。

そんなある日、いつものように冒険していると一つの小屋があった。その小屋はまるで僕を待っていたかのように、僕が近づくと自然にドアが開いたのである。

小屋の中は外の空気とは全然違いただならぬ暗い何かを帯びているようだった。

小屋の中は物が散らかっていて、赤黒いシミと変な臭いがしていた。小屋の中を探索すると人形やら、動物の死骸やらを見つけ不気味に感じ、僕は帰って行った。帰る途中、右肩に妙な痛みを感じ、背後から不気味な気配がした。恐怖を噛み締め後ろを向かず走って帰った。

その晩、叔母にその話をすると叔母は鬼のような形相で僕を叩いた。そして、「無事でよかった・・・無事でよかった・・・」

と、何度も言っていた。
そのあと叔母は僕の両親を呼んできて何か話していた。後日僕は叔母から、あの小屋について説明された。

どうやら、あの小屋には変な霊の力が働いていてあの小屋に入る物を亡き者にするという言い伝えがあったらしい。

帰り道、僕が感じた右肩の痛みはその亡き者にする霊が僕を捕まえに来たのだろうか・・

僕は、自分の右肩を見る
そこには、確かにくっきりと人が掴んだか跡が赤黒く残っていた。

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