当時住んでいたアパートが築30年は超えており流石に引っ越そうという話になり、私、母、父、祖母、叔父と一軒家の貸家へ引っ越しました。物件を見させてもらった時は日当たりも良く家族全員が気に入りました。お家賃も田舎という事と家のすぐ裏が線路の為、4DKの一軒家で5万円の格安物件でした。
引っ越してきて1ヶ月は何事もなく普通に過ごしていたのですが、ある日から家の中で不可思議な現象が起こり始めました。

当時私は不登校になり、昼夜逆転していました。家族が寝ている時間に起き出し、ご飯を食べお風呂に入りゲームや友達と電話したりと親にうるさいと壁をドンと叩かれる日が、続いていました。ある日いつものように友達と電話をしているといつものようにドンとドアを叩かれ(うるさいな)と思いながらも電話を続けていました。でもよく考えてみるといつもは隣の部屋が父の部屋なので壁を叩かれるのですがこの日は部屋のドアを叩かれ、相当怒っていると思いその日は電話をやめ朝まで静かに小説を読んでいました。

朝になり仕事にいく父に昨日はごめんねと言おうとすると、「昨日は静かだったな」と言われました。「昨日相当怒ってたんだよね?部屋のドア叩く位だから」と言うと、父はキョトンとし、してないと答えました。でも間違いなくドアを叩かれたのです、電話をしていた友達にもそれは聞こえていました。そしてまた違う日の夜この日は何故か寝れなく20時頃まで起きていました。私の部屋は2階で父が帰ってくると必ず階段を上ってくる音がします。もちろんその日も聞こえたので、私は父に用事があり、父の部屋のドアが閉まる音を確認し父の部屋に行きドアを開けると、部屋は明かりはついてなく、誰もいませんでした。お風呂でも入っているのかと思い、リビングへ行くと祖母が居たので「お父さんは?」と聞くと「まだ帰ってきてないよ」と言われました。すごく不気味になり、父の部屋の真下の部屋にいる叔父に「階段登る音聞こえたよね?」と聞くと「聞こえたけどどうした?」と言われ一通り事情を説明すると、その様な事は、度々あるということを言われました。それを聞いて怖くなった私はその日はリビングで寝ました。そして次の日起きると叔父に「お前そーゆー悪ふざけやめろよ」と叱られました。意味がわからない私は何があったのか聞くと、夜中に部屋のドアを何分も叩かれたというのです。叔父は私がふざけているのだと思い無視していたようなのですが、もちろん私

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