近所にハサミ女と呼ばれる頭のおかしい女がいる。
30歳前後で髪は長くぼさぼさで、いつも何かを呟きながら笑っている。
呼び名の通りに常に裁ちばさみを持ってシャキシャキとならしている。
よく警察に注意されている。
友人が小学校をでる頃には、引っ越したのか死んだのかいつのまにか、姿をみなくなっていた。
で、友人が中学生時代に数人で、肝試しをしようという話になった。
場所は今は無人となったハサミ女の家、山の入り口の近くひとけの無いところにポツンと立っている。
家の様子にみんな怖気づいていた。
中はゴミやら毛糸玉が散乱していて、足の踏み場もない状態。
奥の方まで行くとクローゼットがあり、開けると人形が出てきた。
色々な人間の顔がその人間にぬいつけられていた。
そしてビビってみんなで逃げた。
そしてその事を先生にチクったやつがいて、そんなことがあったから、警察がハサミ女の部屋を調べにいったところハサミ女の遺体が見つかった。
遺体には、自分の腹をハサミで切ったのか、切った後があり自分の体に人形の顔をぬいつけていたそうです。