入院していた時の話です。
前に投稿した話も入院していた時のものですね。

小児ガンで入院していた時の話。
入院してたくさんの友達が出来ました。

その中には命を落としてしまう子もいます。
Aちゃんという3歲の女の子と私は毎日遊んでました。

Aちゃんは白血病でもともとダウン症を患っていました。
ある日Aちゃんは亡くなってしまいました。
とても悲しかったです。

Aちゃんが亡くなって数日経った日の夜、寝ていたら「あー」という小さい子の声がして目が覚めました。

あたりを見渡したら一瞬だけ、椅子にAちゃんが座っているのが見えました。
足元の毛布がモコモコと大きくなっているのに気付き、そちらに目をやると小さい子が入るくらいの大きさまで毛布が膨らんでいました。

「あぁ、なんか居るな」と思い怖くなりました。

もしかしたらAちゃんかも…。
と思っけどさすがに毛布をめくる勇気はありませんでした。

しばらくしたら毛布の膨らみはスゥーっと消えました。

あれはAちゃんだったのでしょうかね。

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