それは僕が小学校5年の時だった
マンション住まいで7階に住んでいた

ある日僕は小学校から帰りエレベンターで7階へと上がる。7階に着くと一人のマスクをした男とすれ違った。バッと肩が当たり「すみません」と言ってエレベンターを降りた。
家に帰ると母に「肩に絵の具がついてる」と言われた。だがその日図工はなく不思議に思った。次の日は日曜日でバスケットの試合があり用意をしていた。するとサイレンが聞こえ家を出てみると警官の人が階段を上がっていった。えっ?と思い隣の人に聞くと「人殺しよ」と返され驚いた。部屋に戻ると母が仕事に行く時だった。「人殺しだってね、気おつけて!行ってきます」と言って母は家を出た。するとすぐ警察が来た「人殺しがありましたがなんかおかしな事はありましたか?」と聞かれ僕は絵の具の事を伝えようとした。だが僕は試合で急いでいたので「知りません」と答えた。そして試合に行った。試合から帰るとニュースを見て驚いた。朝きた警察が僕のマンションの殺人事件の犯人として取り上げられていたのだ。
そして、あの時の絵の具は血だったことに気づき、絵の具の事を話していたらあの時殺されていたかもしれません。

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