これは私の中学の頃の友達の話です。
彼は兄と母親アパートに三人で暮らしていました。彼の家庭は母が離婚を繰り返す形で私の住んでる町へ引っ越してきました。
彼が、もともと住んでいたところは近くに神社があり中々風流な所に住んでいました。
そして彼が夏に体験した話で彼が毎日のように赤い服を着た女が出てくるようになりました。その女はだんだん自分がいる所に近づきぼやけていた顔も毎日のように見るのでみえそうでした。彼はそれに怖くなり数珠をつけて寝ることにしましたが朝起きたら数珠がどこにもなくとりあえず明日母親に話を聞きました。
ついでにその夢の話をしたら同じ場所で同じ赤い服の女が出てくる夢を母親見ていたらしいです。怖くなった彼は玄関に盛り塩をしました。そして、部屋に戻った後布団に違和感を感じ布団をめくったら数珠がバラバラになり転がっていました。また盛り塩もつぎの朝には崩れており恐怖のれんぞくだったそうです。しかしある時いつもみる夢とは違う夢を見ました。それはなんだかよく見た時がある親近感があるような耳朶がでかい優しそうなおじさんがここに来てみなさいとなんだか神社に似たような所にいて自分を呼んでいました。
そして彼はその事を母親に話すとなんだか悟ったらしく何となく母親の実家彼達が住んでいた実家にもどりました。
そこで近くにある神社で見てもらおうといったら住職のお坊さんが来るのを分かっていたように出迎えてくれました。そしてその夢の話をしました。するともう一つ違う夢を見ませんでしたか?といわれ、はいと答えではこちらに入りくださいといわれお祓いをしてもらいました。
帰りに神社の入り口にたったらなんだか見覚えのある像があり不思議に思っていたら
そこでこの像の人が夢にでてきたおじさんにそっくりだと言うことに気がつきました。
彼は小さい頃からその神社で遊んでたりしていたのでそのおじさんに好かれていたのでしょう。その後へんな夢はもう見なくなったそうです。