あり、目を瞑っていた。
そうするうちに、眠りについてしまったようだ。

ハッ!と起きた時には
なつが帰ってきて、寝てる姿を動画で撮っている。
ニヤニヤしながら
(なつ)おはよう
と言ってきた。
目覚めたのは、朝の6時。

ヤバイ!!仕事に行かないと!!
起き上がろうとした瞬間
なつが慌ててこちらにきた。
(なつ)なに勝手に動こうとしてんだよ!!

ベッドの下から何かを取り出した。
ノコギリだったのだ。

私は、もう殺される。

そう思っていた時に、
トイレにも行きたくなった。

(私)ごめんなさい。トイレに行きたくて。
(なつ)そうだったんだ!トイレ行きたいなら先に言ってよ!
でも、縄取っても暴れたりしたらダメだからね。

スルスルと縄を解く。
腕には縄の跡がついてる。
それを見てると悲しくなった。

足の縄も解いて、トイレまで付いてくるなつ。
そして、トイレの前でなつは待っていた。
私は用を足して、
何もしないよりマシだ。

トイレのドアを開けた瞬間、なつの背中を思いっきり蹴飛ばした。
吹っ飛ぶなつ。

そして、服と壊れた携帯とバックを取りに行くと、ヨタヨタと起き上がるなつをまた蹴飛ばした。
そして、なつを跨いで玄関の方を走っていったら足をつかまれた。

(なつ)逃げるなよ!!
凄い大きな怒鳴り声。
そして、私は無我夢中でなつを蹴飛ばす。
しかし、男の力には勝てない。

なつは立ち上がり、
私の髪の毛を掴み、引きずり回した。
そして、壁に何度も頭を叩きつける。

もうここで地獄の始まり。
馬乗りになって、殴られ、なつが立ち上がった瞬間、私も立ち上がろうとした時に、ちょうどなつの膝蹴りが目にヒットした。
脳内に響いた、鈍いバキって音と共に脳震盪を起こした感じの感覚で頭がクラクラする。
そしてそのまんま私は倒れ込んだ。

(私)もう殺せよ…

(なつ)そのつもりだけど〜♪

また鼻歌を歌い出した。

なつはまた、両手両足を縛り
ベッドに投げつける。
そして、なつはこう言った。

(なつ)自分で死ぬか、俺が殺すか。
どっちがいい?♪

私はなつの目を睨みつけて
(私)ナイフよこせよ。

なつは、態度が気に食わないのか
怖がらないのが気に食わないのか、怒りに満ちた顔をしながらこう言った。

(なつ)お前さ、調子に乗るなよ。何その目。イライラする。

なつは、少し怯えたような顔でナイフをこちらに向ける。

(私)殺るなら

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