私が働いていたキャバクラで体験した時の話です。
そのお店は窓と言う窓を全て黒塗りにした作りになっていて、昼間でも電気をつけないと部屋は灯りひとつない真っ暗闇です。
ある日 私が開店前 店長と2人で店に入った時 部屋の一番奥に電気があるので そこまで行くのに手探りで向かうのですが、途中 何もないところで いつも足をとられヨタつく私…。
電気をつけると そこには何もないのですが、何故か足をとられるのです。
何日かして 店に出勤してる時の話。
その店は裏のキッチンの横が更衣室になっていて、酔っ払った女の子とか具合の悪い女の子は 裏で待機してる事多いのですが、私はキッチンに用事があり事を済ませてお店のボーイさんとそこで話をしていたら他のボーイさんに客席にと呼ばれました。
キッチンと店の間には扉が一枚ついてるのですが、その扉を開けた瞬間 目の前には
青いドレスを着た黒髪の女の子が気持ち悪そう?にうずくまっていました。
両膝を曲げて両手は床につき顔は下を向いていました。(貞子みたいな感じ)
たまに酔った女の子が扉の前で倒れてるのは よく見かけるのですが、普通に考えたらおかしいのです。
私の働いている お店はドレスじゃないのです…。しかも よく見るとドレスが少し古い感じのドレスでした
次の瞬間 彼女は消えました
一瞬の事でしたが 少し長く感じました。
今まで無音の中にいたような 急に店のBGMが聞こえ始めました。
その時 私は思いました。
いつも 何もないところで つまづいていたわけじゃなく、あの子が居たんだと…