これは私が中学生の頃に体験した話です

私は親の都合もあって小さい頃から おじいちゃん子でした。

親とは特別 仲悪くはないのですが一緒には暮らしていませんでした。

ある日 下の弟と私 お母さんで新しい貸し家を見に行く事になり、車に乗りました。

場所的にはカーブのある すぐ傍に家が建ってました。

家を取り囲むように緑のフェンス(公園とかにある、緑の網で出来てる)白い家
まぁ普通の家って感じで玄関を開け 中を覗くと昼間なのに少し薄暗い廊下 右には磨りガラス越しに居間があり、左側はすぐ階段
廊下の先は洗面所とお風呂場とトイレ
何だか気温が低いような感じをしたのを覚えています。(ここ出るな!たぶん…)みたいな。

程よくして お母さんとお父さんにあたる人弟で住み始めました。私は おじいちゃん子なんで祖父の家に住んでました。

たまに休みの日とかに遊びに行ったりする事がありました。

寝泊りする部屋は二階にあるのですが、半螺旋になってる階段の登りきった先には2部屋 左側は親 右側は うちら子供部屋(弟の部屋)になっていました。

下の居間で話してる時に 二階で足音を何度も聞きました。居間の上は子供部屋 やっぱり何かいると思いました。

ある日 母親とそんな話になり
私「ここ出ないの?幽霊。」
母親「やっぱり気がついた?男の人がいるっぽいね」
やっぱり…みたいな… 母親は昔から霊感があり 時折そんな事を言う。

母親「でも、悪そうな霊じゃないから きっと大丈夫よ♪イタズラしてるだけだし」

私は ちっとも落ち着きませんでした。

母親「でも、何かあったら強気にならなきゃだめよ!連れてかれるから!生きてる人間の方が強いんだから♪」って。

いや、普通に怖いからみたいな…。

いつしか慣れてきて弟の部屋に夜一人で寝る事になりました。

電気を消して、うつ伏せで腕を組みテレビを付けて見ていました。 その時…

部屋の角の天上辺りからラップ音
反対側からラップ音
ラップ音は次第に大きく天上全体で鳴るようになり次の瞬間…!

「ミシ!ミシ!」あの音!
(誰かが天上を歩いてる?)

私は背中が怖くなり とてつもない恐怖に襲われました。

テレビからは芸能人の話し声
私の背後は足音

その時、母親が前に話していた言葉を思い出しました。
【霊には気を強く!生きてる人間に方が強いんだから!】

恐怖の中 私は大声を張り上げ「うる

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