とになった

このまま友達の家に居ても悪いし
部屋に戻るいい機会だと思い A君は自分の部屋で
飲み会を開くことにした

久しぶりに帰る部屋 不安だったが
仲間が3人いるから 怖くない
だが A君はキッチンにだけはどうしても
近づけなかった

A君の部屋で 盛大な飲み会がはじまった
嫌なことも全て忘れるほどのバカ騒ぎだ

その日は4人とも飲み潰れて 眠ってしまった


翌朝 A君が目を覚ますと 3人の姿はなかった
そして1通のメール着信があった
昨日の3人の友人からだ


【昨日は楽しかったよ 今日は新幹線の時間が
 早いのでもう帰っちゃうから
 また時間ある時にでもゆっくり遊ぼうな
 しかしお前も大変だな 事情は知らないけど
 おじいさんと2人で暮らしてるんだ
 キッチンにずっと座ってたみたいだけど
 俺たちに気を使ってくれてたのかな
 おじいさんにもよろしく言っといて じゃあまた】

通常版で読む